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Singate Pioneer –日本を出て海外に挑戦した人たち–   第3回 大浦 博 社長(前編)

キラリと光る専門家集団。海運会社向け会計情報システムのパイオニア

海運会社向け会計情報システムを手掛ける、AIS MARITIME SOLUTION (S) Pte Ltd 大浦博社長

海運会社向け会計情報システムという分野において、日本でNo.1のシェアを誇るAIS社(日本法人名は株式会社エイ・アイ・エス http://a-i-s.co.jp/index.html)。創業30年、社員60名の同社を率いているのが大浦社長である。

大浦博社長
同社が海運会社向け会計情報システムに特化したのは10年ほど前。以前は汎用的な会計システムパッケージを売っていたものの、営業にあたり他社とコンペとなることが多かった。しかしある時、日本郵船グループに導入してもらったのをきっかけに、徹底的に海運会社向けにカスタマイズをおこない、同業界に特化した会計パッケージを販売することに戦略をシフトする。

 

「中小企業なのでいきなりトップシェアは目指せない。ニッチなマーケットを探してトップシェアを取りたいと思った」。そう語るのは、同社の薄田邦彦専務。この戦略はズバリ的中。次々と海運会社の顧客が増えていき、現在はオンリーワン企業としてこの分野のシェアナンバーワンを誇る。

主力商品

海運・物流業者向けERPソリューション TRANSシリーズ

AIS社がシンガポールに進出を考えたのは、日本の海運会社がシンガポールに進出を始めているという背景があるからである。

大浦社長から連絡を受けて初めてお会いしたのは、2010年の2月。今から2年半前にさかのぼる。それから足かけ3年、飛び込み営業やセミナー等を重ね、ついにその機は熟した。多くの日系海運会社がシンガポールに進出を始めたのだ。彼らのニーズは、本社で使っているソフトをシンガポール支社にも使わせたいというもの。AIS社は今年になって常駐社員を派遣し、万全のサポート体制を敷いてクライアントを迎え入れている。

「これからは日系だけでなく、ヨーロッパやアメリカの海運会社にも弊社のシステムをどんどん営業して広げていく。それが夢です」(同専務)。この分野には独特の業務ノウハウ・用語があり、専門知識が必要。一朝一夕には築けないその強みを武器に、今、世界市場に挑戦を始めた。

 

 

 

 

 

 

薄田邦彦専務

 

後編に続く

文責:野瀬正一