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シンガポール移住を実現するには?ビザ取得への傾向と対策

2012年は日本からのシンガポール移住ラッシュの年でした。

2010年の後半ごろからシンガポール進出の相談が増え始め、2011年の震災で、「進出」プラス「移住」というキーワードが注目されるようになってきました。弊社のお客様も多数、移住を実現されています。

シンガポールは治安、気候、教育環境などが非常に優れているため、日本人にとって住みやすい国であることは間違いありません。
私共含めシンガポール移住を実現して満足している人はたくさんおります。

しかし移住実現には1つハードルがあり、それはビザの問題です。シンガポール政府は移住に必要なビザをどんどん厳格化しています。

リーマンショック以降、さらに2011年に選挙で与党が議席を6つ失って以来(たいした数ではないですが一党独裁のこの国では大きな数です)、外国人へのビザ発給に急ブレーキがかかっています。それはシンガポール人の雇用に悪い影響を及ぼすという理由で、特にEmployment Passと呼ばれる就労ビザの取得が困難となっています。
弊社はまだお客様の就労ビザ申請を失敗したことがありませんが、周囲から聞こえてくる話には、移住を決断して会社を設立したものの、ビザが許可されず途方に暮れているというケースが発生しているようです。
(これには税金の安さや環境の良さをうたい文句に、安易に移住を勧めている業者の存在もあるのではないかと思われます。)

ではこれからシンガポール移住を目指す場合、どのようにビザ取得を進めれば良いのでしょうか

シンガポール政府がビザ発給の可否を判断する基準は主に下記のようなものです
・就労ビザ申請者の学歴・職歴・収入・資産・家族構成
・ビザ申請者を保証する会社の信用力、規模、業種、背景
・なぜこの会社、この人にビザが必要なのか。その理由

さらにこれは一般には見えない部分ですが、申請する会社の現地役員、株主といった申請者以外の人間の信用力もはかられているようです。
現地役員として入っている人間も信用がないと、ビザに影響を与える可能性があります。

そもそも大企業の社員ならいざ知らず、自分で会社を設立して自分にビザを出すというのは、何の実績もない分大変です。
また起業家用のEntre Pass(アントレパス)という制度もありそちらを申請するよう指導されるケースもあるようです。

このアントレパスとは他国で事業実績のある人向けのビザで、就労ビザの基準には満たないものの、シンガポールに貢献する可能性が高いということをアピールし、取得する目的のビザとなります。
しかしこちらのアントレパスは更新時に条件があり、1年以内に現地フルタイム社員を2名以上雇用、Total Business Spending(会社の経費類)を10万Sドル以上使用、などの条件があります。そして2年目以降はさらにその条件が上がっていくため、維持が非常に大変なビザとなります。詳しくは、こちらのページを参照してください

シンガポールにこれから来られる方にとって、EP(Employment Pass=就労ビザ)を取れることが現状ではベストです。
アントレパスは就労ビザが取れない場合の手段に過ぎません。
よく「自分は事業家だからアントレパスだ」と勘違いされる方や、中にはそれを勧める会社も存在しますが、更新条件が厳しいためあくまで最終手段に近いビザです。

なお永住権につきましては、現在いきなり取得することはほぼできません。以前はお金が日本円で14億円くらいあると申請できた、FISというスキームがありましたが廃止となりました。

このような状況ですが、弊社のお客様はなんとか今のところ。すべて就労ビザ=EPを取得できています。
ビザを許可してもらうためにはとにかく、しっかりと自分をアピールすることです。
謙虚は美徳、という文化で育った日本人には慣れないところですが、シンガポールに良い影響を与えるイメージを作ることです。
書類やストーリーをじっくりと練って、満を持して申請をおこないます。

よく対策を練って申請すれば、まだシンガポールへの移住は可能と言えます。逆に無知なまま申請してしまうと取り返しがつきません。
これからシンガポール移住、ビザ申請をされる方はご留意ください。

(弊社への移住のご相談は、右記問い合わせ・各種相談フォームよりお受けしております)